日本人旅行者

  




バルセロナって、案外、知名度低いようです。
え?イタリア?てなもんだから、
「ほら、サグラダファミリアがある」ったって、
聞いたことない、って人もいます。

で、さらにびっくりしたことには、
知行の職場では、ほとんどの人が行ったことがある、ってことです。
部長も課長も部下も、ほとんどの同僚が行っていて、
あっこで食べろ、とか、こういうルートで歩け、とか、
うるさく指示してくるわけです。

どうもバルセロナは、建築家の聖地のようですな。
私が有名だと思っていたのは、
奴が熱心にテレビとか見ていたからなのかもしれません。
知らないうちに影響を受けていたとは、腹立たしい限りです。

だからですかね、バルセロナをぶらぶらしている日本人は、
ほとんどが私達と同じタイプの人でした。
30代か40代の、2〜4人の小グループばかりで、
若者も熟年世代も、見かけませんでした。

で、他国同様、どんなところに行っても、日本人はいます。
不思議なことに、日本人は、遠くから見ても、すぐ日本人とわかります。
中国人や韓国人と、どこが違うのかなあ?今回観察してみました。

やっぱ髪型です。
ほぼ全員、ヘアダイしていて、自然なカット。
あと、小物が目立つコーディネートをしています。
ちょっと大きめのカバンを持っていて、
歩きやすそうで、イイかんじのクツを履いています。
また、ほとんどの人が、マフラーなどの巻き物をしています。
冬なのに帽子などのかぶりものも、絶対日本人です。

他の国の人は、たぶん8割、服にお金をかけていて、
小物には、2割くらいしかかけていません。
日本人は、5割しか服にかけていないで、
あとの5割は小物にかけています。そうじゃないかなあ?
いや、決して悪くありません。なかなか良いと思いますよ。

読者のみなさま、明日、玄関で、
自分のコーディネートをチェックしてみて下さい。
あなたのその、いつものなにげない着こなし、
それこそ、遠くからでも日本人とわかる、日本人の着こなしなんですよ。

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